統合失調症 悪性症候群 原因 症状や特徴 薬 対処法

統合失調症における悪性症候群とは?原因は?症状や特徴は?起きる薬は?対処法は?

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統合失調症の症状を抑えるために行われる薬物療法では、向精神薬を服用することで副作用も出てきます。

その一つが悪性症候群と呼ばれるものです。
どのような症状が出てくるのかというと、発汗や血圧の変化といった自律神経症状、筋通や構音障害嚥下障害といった錐体外路症状、そして発熱や意識障害などが出てきます。
症状が重く腎障害となった場合には合併症急性腎不全で命を落とすリスクもあります。とはいえ、かつてはあまり知られていなかった症状も、現在では広く知られるようになり、すぐに対処する事ができるようになり、危険な状態になることは少なくなりました。
大抵の場合、薬が投与されてから1週間以内に発症する事が多いのですが、薬を減らしたりやめたりしたときにも発症することがあります。
症状が風邪やインフルエンザに似ていますが、自然治癒するものではなく、薬の服用を辞めない限り問題は解決できません。

 

原因と対処法についてみてみましょう。
なぜこのような症状が出てしまうのかというと、薬によりドーパミンの分泌量が減ることにより引き起こされるとされています。
そもそも、統合失調症の原因は、大脳の一部でドーパミンが過剰になっているために、幻覚や不眠などの症状が出ていると考えられています。
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それゆえに、薬でドーパミンの量を減らして、正常な状態を保つというのが治療の目的です。
たしかにそれが良い方向に働く部分もありますが、体を動かすために必要な部分の神経伝達にも影響を与えてしまうために、悪性症候群が出てくるというのが有力な説です。
また、神経伝達物質にはドーパミンの他にセロトニンという物質もあるのですが、薬がセロトニンが関わる部分にも作用することも考えられます。

 

したがって、この症状が出る可能性のある薬は、ドーパミンの分泌を抑えたり、働きを遮断する向精神薬、抗不安薬、抗うつ病薬、パーキンソン病治療薬ということになります。

 

統合失調症にかかって薬の処方をされていて、風邪のような症状がいくつか出ていたならば、すぐに医師や薬剤師に相談をしておくことが最善です。
ここで気をつけなければいけないのは、薬をやめなければ症状が消えることはないのですが、向精神薬などの精神神経用薬は長期にわたり使用していると、依存している状態になっていることがあります。
ですから急に薬の服用を辞めてしまうと、離脱症状が出て逆に危険な状態になる可能性もあるのです。
徐々に薬の量を減らすにしても、悪性症候群がどのように出ているのか、どの程度の重さなのか、といったことを医師が見ながら判断して行うので自己判断はやめましょう。
症状が重い場合には、入院をしながら治療をしていきます。点滴を打って薬が抜いていくのですが、筋弛緩薬の一種であるダントロレン ナトリウムを投与して、痙攣などを抑えていきます。

 

なお、一度悪性症候群を発症したら、再び薬を飲んで症状が再発する可能性が高いとされています。
また、体が弱っている時や脳神経疾患を合併している患者も要注意です。
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理解できれば不安が小さくなります。

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