統合失調症 パーキンソン症状

統合失調症でパーキンソン症状が出ることがあります。

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パーキンソン病とは?

パーキンソン症状とは、手がふるえる、動作がゆっくりになる、他者が動かした時に関節が固い、転びやすいといった運動障害を示します。
パーキンソン症状をきたす代表的な疾患はパーキンソン病です。

 

パーキンソン病は1000人に1人の病気とされ、80歳頃までは加齢に伴って増加する傾向があり、65歳以上では100人に1人の頻度とも言われています。 
パーキンソン病では、脳の中において神経細胞と神経細胞の情報伝達を担っている神経伝達物質の中で、特にドーパミンの不足が生じます。

 

ドパミンは主に中脳の黒質神経細胞で生成されますが、黒質の神経細胞が健常者の20%程度まで減ってしまう事によりパーキンソン症状を発症するようになります。
パーキンソン病で黒質神経細胞の減少する原因は不明で、神経細胞の減少を止めるような薬は残念ながらまだ開発されていません。

 

しかし、不足したドパミンを補充することにより、特に投与初期は著明な症状改善効果を認めることがあります。
また予後も大きく改善することが知られています。

 

統合失調症でパーキンソン症状が出るケースとは?

統合失調症でパーキンソン症状が出る場合は、統合失調症の治療で使用される薬に深く関わってきます。
統合失調症の治療薬の中には、脳内の神経伝達物質であるドーパミンに作用することで効果を発揮する薬があります。

 

統合失調症には脳内の神経伝達物質であるドーパミンが深く関係しています。
ドーパミンの作用が活発なため、統合失調症を起こしてしまうのです。

 

統合失調症の薬の多くは、このドーパミンの作用を抑制します。

しかしながら、パーキンソン病は脳内のドパミン量が減少するために発病する病気ですから、統合失調症の薬の副作用としてパーキンソン病のような症状が出ることがあります。
これはジストニアと呼ばれていて、具体的な症状としては、下記のようなものがあります。
1、顔や首が強くこわばる・首が反り返る
2、目が上を向いたまま正面を向かない
3、舌が出たままになる
4、ろれつがまわらない
5、体が傾く、手足がつっぱる

 

ジストニアには、薬を飲み始めて1〜5日以内に起こる急性ジストニアと、薬を長く飲んでいることで生じてくる遅発性ジストニアがあります。
こうした症状は患者さんにとっても不快なもので、毎日の生活にも影響が出てきます。

 

特に、食べたものをうまく飲み込めなくなったり、呼吸がしづらくなったりしたときには、それが悪化していく可能性もありますから、できるだけ早く医療機関を受診する事をお勧めします。
治療としては、薬剤の種類や量を減らすこと、副作用の少ない新規抗精神病薬に切り替えることや、抗パーキンソン病薬を利用することなどがあります。
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知ることから理解が生まれます。
理解できれば不安が小さくなります。

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