統合失調症 陰性症状 接し方

統合失調症の陰性症状の接し方はどうしたらいいの?

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統合失調症の陽性症状は、本来ないはずのないものが現れる症状ですが、陰性症状は本来あるはずのものが無くなる症状です。
陰性症状は、会話や行動、感情表出、やる気(意欲)の3つの事が消極的になる傾向があります。
1、会話や行動の変化
話しのポイントがはっきりしない、話題が急に飛ぶ、相手の話のポイントがつかめない、会話にならない、作業上のミスが多い、行動の能率が悪いなど、会話や行動のまとまりに障害が現れます。病状が悪化すると会話や行動が支離滅裂になります。
人間は別段意識しなくても、脳内ネットワークを適切に働かせながら会話や行動を目的に向けてまとめ上げていく作業をしていますが、このような知的な働きが阻害されることによって引き起こされる症状だと考えられています。
2、感情表出の変化
感情表出が少なくなっていき、笑ったり、怒ったりしなくなります。
自分の感情の変化としては、「感情の動きが少なくなる」「物事に対して適切な感情が湧かない」「感情を適切に表現することができない」などの症状があります。他者の感情に対する変化としては、「相手の感情や表情が理解できない」「相手の気持ちに気が付かない、興味がない」などの症状が表われるため、誤解されることが多くなります。
これらの感情の喪失のために対人関係で相手と気持ちを交流させることができにくくなります。
3、色々な物事に対して、やる気になれずゴロゴロしてばかりいる「無為」の症状があらわれます。部屋が散らかっていても整理整頓や掃除をする事がなくなり、入浴や洗面など身辺の清潔にも無関心になります。
他の人との交流を持とうとする意欲や会話をしようとする意欲も障害されるために、次第に無口になり自分の世界に閉じこもって生活するようになる「自閉」の症状が現れることもあります。
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家族としてどう接したらいいのでしょうか?
社会復帰して欲しいという気持ちから、ついつい「ゴロゴロばかりしていてはダメだ」とか「いつから働きに出るんだ?」などと言ってしまいがちになります。逆に、「誰だってそういうときはあるから」などと本人にとっては慰めとしか感じられない言葉をかけてしまうこともあるでしょう。
周りの家族が、感情的になる事が統合失調症の回復に一番悪影響になります。
統合失調症の陰性症状では感情的になって批判的な言い方をされたり非難がましく言われたり、逆におろおろと心配されることが、本人の大きな負担になってしまいます。
また家族の中には、「自分の育て方が間違っていたから、こんな病気になってしまった」と自分を責める人もいますが、育て方によって統合失調症が発症するというのは絶対にありません。
自分の責任を強く感じ過ぎてしまって「生活を全て犠牲にして治療のために捧げる」と言う方たちもいますが、自分のために家族が犠牲になっていると感じることは本人にとっても大変辛いことです。自分の人生を大切にすることが、結果として良い方向性を生み出すのではないでしょうか。
あくまでも、そっと寄り添ってくれる存在が、患者さん本人にとっても一番良いのです。
統合失調症を理解するためのお薦め書籍
知ることから理解が生まれます。
理解できれば不安が小さくなります。

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