統合失調症 陰性症状のみ

統合失調症で陰性症状のみ出現する事はあるのでしょうか?

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一般的に統合失調症は次のような過程を経過します。

 

妄想や幻視、幻聴が現れる陽性症状
感情の平板化、意欲の欠如、自閉が診られる陰性症状

 

しかしながら、陽性症状が診られないまま陰性症状に至る場合があると言われてます。

実際のところどうなんでしょうか?

 

陰性症状のみ出現する事はあるのでしょうか?

結論から言いますと、統合失調症でも陰性症状のみ出現する場合もあります。

 

統合失調症は、症状の出かたに個人差が大きい病気です。
統合失調症を発症する患者さんの中には稀ではありますが、急性期の陽性症状を診せないまま陰性症状だけ発症する人もいます。

 

若いうちに発症した場合このような経緯をたどる事もあるようです。
しかし、妄想や幻視、幻聴が現れる陽性症状がないまま陰性症状だけが診られるような場合でも、後から思い返してみると陽性症状と思われる症状が若干ですが出現した場合もあるようです。

 

はっきりした診断が難しい統合失調症

統合失調症の場合、医師の診断もかなり難しいようです。
怪我や内臓疾患の場合は目視やレントゲン、CT、MRIなどで実際に視覚的に症状を確認出来ますので、医師としても10人が10人同じような診断が出来ます。

 

統合失調症などの精神疾患は脳内の様々な要因が複雑に関係して症状として現れます。
目には見えないものですから、医師としても患者さん本人との問診や家族の話などを参考に自分の経験から症状を分析します。
ですから、患者さん本人のその時の調子が良い悪いも診断に影響しますし、医師の経験による部分も大きいので、10人が10人同じ診断にはならないのが実情です。
今回、問題になっている、統合失調症でも陰性症状のみ出現する場合は医師の診断も非常に難しくなって来ます。
似たような症状を示す、うつ病などとの判断が難しくなって来るからです。

 

統合失調症の症状を見ると、一見、幻覚や妄想といった派手な症状に目が行きがちですが、これらの激しい症状が出現するのは症状の経過の中でも一時的なことです。
それよりも無為自閉・感情平板化といった陰性症状の方が長く付き合っていかないといけない症状になります。
そのため陰性症状について正しく知り、正しく治療を行っていくことが統合失調症の治療においては大切になります。

 

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知ることから理解が生まれます。
理解できれば不安が小さくなります。

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