統合失調症 陰性症状 回復

統合失調症、陰性症状からの回復とは?

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陰性症状と陽性症状の違いは?

陰性症状には、どういう特徴があるかというと、陽性症状の方から説明すると分かり易いと思うのですが、陽性症状は「普段はないものがある」という症状です。
例えば普通の状態は元気であるということですが、陽性症状の場合は元気があり過ぎて、興奮状態で有ると言えます。
そして、本当は事実ではない物に対して事実だと思い込みます。
周りが言ってもなかなか聞いてくれません。
本人にとっては事実だからです。これを妄想といいます。
妄想の中には幻聴というのがあります。統合失調症の特徴的な症状ですが、これも聞こえないはずの物が聞こえるのです。
陰性症状の場合は「普通あるものがない」症状です。意欲がない、感情がない、そして元気が無い状態です。

 

陰性症状ってどういうもの?

なぜ統合失調症の経過の中で陰性症状が発現するのかについては、いくつかの説があります。先ず、統合失調症の症状の1つとして陰性症状がある、という説があります。
もう一つは、続発性といって陽性症状の後にしばらく元気がなくなる、つまり、陽性症状でエネルギーを発散し過ぎて、しばらくエネルギーが落ちてしまうという説があります。さらに薬の副作用として、鎮静作用の強い薬をのみ続けることによって自発性が抑制される、という説もあります。
最後に、長期間、病院に入院していると毎日が平坦になりますが、そのために自発性が乏しくなるといった環境も関係していると言われています。

 

陰性症状と薬物療法
病気の経過としての陰性症状と、統合失調症の中心症状の1つとしての陰性症状は、同じ陰性症状とは言いますが、それぞれ脳の中で起こっている状態が少し違います。違う病気と診て薬の使い方も変えて考えるべきですし、その様に投薬されています。
特に急性症状(陽性症状)が起こった後の、一時的な一過性の陰性症状は、抑うつ気分、あるいはそれに伴う意欲低下が中心的で、その場合の治療は、うつ病と同じように抗うつ薬を使うのが良いといわれています。一般には統合失調症の場合、抗うつ薬は全体的に精神症状を活発化するということであまり使わない場合が多いのですが、一過性の抑うつ状態が陰性症状のように支配する場合には、抗精神病薬がきちんと投与されているという前提で、抗うつ薬を少量追加する場合があります。この場合、経過を見て慎重に判断する必要があります。

 

生活の中で陰性症状を乗り越える工夫をする
陰性症状は陽性症状と違い薬の効果があまり出にくい特徴があります。薬以外の治療では、時間のかかる地道な努力が必要です。患者さんの意欲を高めるのは大変、難しいものです。施設に長く滞在していたり、家の中に引きこもってしまう事が多くなります。そのために陰性症状が改善されないのであれば、やはり何とかして外の世界に連れ出そうと考えるのが自然でしょう。
ですから、活動性を高めるひとつの手段として、日常生活の中にリズムを作って、役割を与えるのが最初の一歩です。簡単ではありませんが、先ず小さくても役割をこなす事で少しづつ自信を着けて行きましょう。

 

陰性症状からの回復に向けて

患者さん本人が無気力で何もしていないと家族の皆さんが、やきもきしてしまうのは分りますが、本人は陰性症状である事を自分では気づいていません。
ですから当然あまり焦っていないのです。
それがまた周囲の焦りの原因になるのですけれど、本人のペースもありますから、無理強いしても思うほどの成果は出ないでしょう。
陰性症状は大変ですが、全体的なリハビリテーションの中で回復してくる事をじっと見守る事が大事です。
統合失調症を理解するためのお薦め書籍
知ることから理解が生まれます。
理解できれば不安が小さくなります。

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