統合失調症 親亡き後

統合失調症、親亡き後どうするかを考える

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統合失調症の子供を持つ親の最大の悩みは、自分が逝った後に子供がどのように生きて行くかと言う事でしょう。
社会的入院という言葉があります。
社会的入院とは、精神病症状が安定して入院の必要がなくなっている状態にもかかわらず、退院後に住む家がなかったり、身寄りがいなかったり、医療・福祉サービスが不十分なために入院生活を続けざるを得ない状態を指します。現在のところ、この社会的入院患者が全国でおよそ7万2000人にものぼります。、こうした患者さんを地域社会に戻そうと国がさまざまな施策を講じているのが現状です。
その「受け皿」となるものを社会資源と言いますが、社会資源とは私たちが生活していくうえで必要なもので、障害の部分を援助する社会的な仕組みのことですが、一般的に言う、制度や施設だけでなく、当事者に関わるすべての人々も社会資源と言えるでしょう。
制度や施設は、必ずしも十分に整っているとは言えませんが、それでも以前に比べれば当事者と家族を取り巻く制度や社会資源は色々な面で整備されてきているということができるでしょう。そのように考えると、社会的入院の問題は、当事者と家族が制度や社会資源を有効に活用できていないということも1つの理由として考えられます。
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親亡き後どうするかを考えるのではなく、今をどうするかを考えるべきです。
今現在、統合失調症の方の回復の度合いに応じたさまざまな社会資源が用意されています。働くことを目指した施設から、暮らしのサポートや生活訓練を行うための施設、あるいはレクリエーションや安らげる場所づくりを主体とした施設など、色々なニーズに合わせた施設が充実しつつありますので、これら社会資源を組み合わせて活用して行くことが重要です。また、こうした社会資源を活用することは生活のリズムを整えるうえでも効果的ですし、それに加え、同じ病気を抱えた友人など横のつながりも増えてきます。こうした横のつながりから入ってくるさまざまな情報は当事者の気づきを促すことがありますし、自分だけではないと言う励みや自信にもつながります。人間的な成長にはプラスの部分が多いと断言出来ます。親の保護のもとに生活しているだけではなかなか当事者の気づきを得ることができませんから、そのような意味からも社会資源を積極的に活用していくことが大切ではないかと思います。
出来れば、親の元気なうちに、積極的にこのような取り組みに参加して頂いて、自分が逝った後に子供がどのように生きて行くかを憂えないで済むようにして頂ければ何よりです。
統合失調症を理解するためのお薦め書籍
知ることから理解が生まれます。
理解できれば不安が小さくなります。

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