統合失調症 幻聴 対応

統合失調症の幻聴に対応するために知っておくべき事とは?

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幻覚は統合失調症の典型的な特徴ですが、その中でも幻聴は最も多く見られる症状です。
体験出来ないだけに、幻聴を理解するのはなかなか難しいことですが、統合失調症において本人と周囲の方々がどのように幻聴に対応してら良いのかを考えた場合、イメージだけでも掴んでおく事は大事な事です。
今回は、統合失調症に多く診られる幻聴の種類と、本人と周りの方の対応の仕方について考えて行きたいと思います。
統合失調症に多く診られる幻聴の種類
対話性幻聴
対話性幻聴というのは、本人の頭の中で、2人の自分が会話をしているものです。自分以外の2人がいるように感じられるため三人称幻聴とも言います。その内容は、患者さん当人にとっては不快な内容であることがほとんどです。統合失調症の本人は現実として認識していますので、「自分の噂話をされている」「自分の悪口を言われている」と被害妄想に陥ってしまいます。
また、「幻聴が本人に話しかけてきて、本人が答える」という二人称幻聴もあります。この場合の状況は、周囲から見れると一人でブツブツ独り言と言っているように見えます。幻聴の内容は、本人にとって嫌な内容がほとんどですが、稀に「ほめたり」「はげます」タイプの幻聴であることもあるようです。この場合「独り笑い」として周囲には見えます。
注釈性幻聴、命令性幻聴
患者さんの行動に対して、「注釈」をつけるような幻聴を注釈性幻聴と呼び、これも統合失調症で多く診られるものです。患者さんの言動を幻聴が実況解説するような感じになります。患者さんの行動を事細かに実況してくるため、「盗撮されている」「監視されている」という被害妄想に陥ることもあります。また、患者さんに対して「命令」するような幻聴もあります。これは命令性幻聴と呼ばれますが、内容は患者さんにとって良くないことの場合が多いようです。
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要素性幻聴
今まで紹介した幻聴は「人の声」の幻聴でしたが、要素性幻聴は、「物音」の幻聴になります。ドアの閉まる音がしたり、色々な物音が聞こえてきます。要素性幻聴は、本人には、それが幻聴なのかどうかが判断しにくい幻聴になります。要素性幻聴は、言葉の幻聴に比べると出現する頻度は少ないです。
考想化声
「考想化声」とは「自分の考えや想ったことが声になって聞こえる」というものです。本来、考想化声は幻聴ではなく「思考の障害」に分類されるのですが、自分の頭の中で考えていたことが、誰かの声として聞こえるため、、幻聴と解釈しても良いでしょう。被害妄想としては、「自分の考えが筒抜けになっている」「自分の心が見透かされている」と考えてしまうようです。
統合失調症の幻聴にどう対応したら良いの?
統合失調症は本人に病気である自覚がないのが特徴ですので、幻聴も本人には現実のものとして受け止めています。ですので、それを否定せずに対応することを心がけます。
幻聴のせいで本人は被害妄想に陥っているため、周りの人皆が敵に見えています。患者さんの声に耳を傾けて、「私は、あなたの味方だよ」という姿勢を見せる事が大事です。本人に病識はありませんが、なるべく早く精神科での受診を勧めるべきです。
統合失調症を理解するためのお薦め書籍
知ることから理解が生まれます。
理解できれば不安が小さくなります。

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