統合失調症 患者 事件

統合失調症の患者さんと事件の関わりについて

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特に最近多くなったような感がありますが、新聞やテレビのニュースで、統合失調症の患者が殺人事件を起こしたと言うような事件がセンセーショナルに報道されます。残忍な手段で人殺しをしても、異常に興奮して意味不明なことを言っていたというような事が伝えられ精神疾患であるため刑事責任能力を問われないとかで有罪にならないということです。そのことが返って反響を呼び煽られて報道されるようです。実際に統合失調症を患っている多くの患者さんやその家族にとっては口惜しいと言うか残念な気持ちだと思います。患者側からの心情とすると、偏見、差別の原因となるので、こうした殺人事件の発生や偏った報道は望ましくは思ってないのですが、残念ながら、統合失調症の陽性症状真っ只中の患者が殺人や重大な事件を犯さないで済むかというと、完全に否定する事は出来ません。
経験者の話では、統合失調症特有の幻聴の真っただ中では、「殺す」「殺される」といった通常は使わない恐ろしい言葉が、陽性症状の患者の頭の中を平然と飛び交っており、患者本人も恐怖におののいて、そのような状況から逃れようとして、何がしかの暴力事件を起こすのです。それが最悪な場合、殺人だったりする訳です。
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こうした陽性症状の患者には、病識が無いことが多いのも問題なのです。また、こうした恐ろしい幻聴に苛まれた殺伐とした興奮状態の心理状態であっても、陽性症状に効果のある薬を服用すれば、ほとんどの場合、落ち着いた平常の心理状態にに戻る事も知っておいていただければと思います。
統合失調症は、かつては精神分裂病という名前で呼ばれていました。今でも、年配の方たちには鉄格子の精神病棟のイメージから、統合失調症は理解できない怖さという印象がつきまとっています。統合失調症の患者さんが事件を起こすと、マスコミはこぞって報道してしまう傾向があり。その結果、ますます偏見が強まっていくのです。しかしながら統合失調症の患者さんは、きちんと治療を継続していれば普通に生活していくことができます。事件を起こす人も確かにいますが、実際には、普通の人が事件を起こす確率よりもむしろ低いといわれています。
先ずは統合失調症に対する偏見をなくす事を考えていきましょう。統合失調症の患者さんにとって、周囲の理解が一番の安心感になります。治療を継続して行けば病識も持つ事ができ、自分から積極的に治療するようになって通常に暮らしていらっしゃる方が殆んどです。
統合失調症を理解するためのお薦め書籍
知ることから理解が生まれます。
理解できれば不安が小さくなります。

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