統合失調症 完治 未来

統合失調症が完治する未来はくるのでしょうか?

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今のところ、統合失調症は完治する病気ではありません。将来、統合失調症が完治する未来はくるのでしょうか?
統合失調症の研究、現場、でのこれからの展望を見て行きたいと思います。現在、統合失調症の研究において、新たな試みとして流行しているのはiPS細胞です。

 

脳の生体検査は不可能ですから、珍しい遺伝子変化を持った統合失調症の患者さんから細胞を提供して頂き、iPS細胞をばいようして神経に分化させれば、今まで、死後脳研究しか行われて来ませんでしたが、生きた状態と同じ神経の動きを見る事が出来るようになりますので、ここから新たな治療法が開発され、これまで気づかなかった所にヒントを得た治療薬が開発されることは期待できるはずです。

 

統合失調症の研究において、これまでの流れを見てみますと、10年後には想像もつかないような技術が続々と出てくる可能性があると思います。限界だと考えられていたものがそうでなくなることは十分期待出来るはずです。統合失調症は今は一つの病気として扱われていますが、近い将来、統合失調症が7〜8つの比較的均一な小集団から成る症候群だと解明される事のなるでしょう。

 

そして先の治療薬開発に続く第2、第3の物質が見つかる可能性は十分にあるようです。統合失調症が細分化される事により、治療薬はその患者さんに一番合った物をオーダーメイドするようになると言われています。これにより新しいく開発されるであろう新薬の効果も相まって、よりその人に合った治療が可能になるはずです。
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しかし、未来ばかりを見ては現状が変わりません今できる事にもみんなで力を合わせて取り組む必要があります。

 

最近、現場においては、治療の目標が変わってきているようです。今までは、症状が消えないと「治った」と言いませんでしたが、今は症状があっても社会生活ができればよいとする傾向にあります。
それに沿った治療としては、患者さんが本来持っている能力や自然治癒力を生かして行こうと言うものです。悪い部分を取り除こうとするのでなく、良い面や強い部分に着目する考え方です。

 

治療も医師主導でなく患者さんの社会生活と満足できる生活状態が重視され、患者さんが医師と一緒に治療を考えていくshared decision making(SDM)と言われる時代になって行くでしょう。
精神科医療の未来を握っているのは患者さん自身なのかも知れません。

 

患者さんが正しい知識を得て、自分で症状をコントロールするために薬を活用できるようになれば、明るい展望が開けてくるはずです。

逆に医療の力だけがこれ以上強くなるのは、患者さんの本当の幸せを考えれば良い事ではないはずです。
医師が勝手に頭の中で考えた治療をすると、今までの経過からあまり良い結果が出ていない事が証明しています。
shared decision makingにより、患者さん一人一人に合わせた治療が最善でしょう。現状に真摯に取り組みながら、統合失調症が完治する未来に期待しましょう。
統合失調症を理解するためのお薦め書籍
知ることから理解が生まれます。
理解できれば不安が小さくなります。

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