統合失調症 平均寿命 死因

統合失調症の方の平均寿命と死因について

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だいぶ以前から、統合失調症で入院中、通院中の人がある日、突然、亡くなってしまうという事が起こり続けています。現場で働くスタッフや遺族の方は、抗精神薬のせいではないかと薄々感じていたようです。しかし日本においては、突然死に関するデータが無く、原因が追究される事はありませんでした。ここ数年の間に、海外の研究によって、いろいろなデータが出てくるようになり、突然死に関することがかなり具体的に分るようになってきました。以下に研究によって明らかになった事実をあげました。
1、抗精神病薬を服用している人は、服用してない人よりも人心臓突然死のリスクが高くなる
2、抗精神病薬の服用量が増えれば、突然死のリスクは高くなる
3、抗精神病薬と他の治療薬の併用数が増えるほど死亡リスクが高くなる
この事実は、衝撃的ではありますが、現場のスタッフ達にしてみれば、「やはり、そうだったのか」と言う気もちだったようです。それでは、抗精神病薬は服用しない方が良いのかと言うと、そうではないようです。
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抗精神薬をのまなければ、自殺などのリスクが高まるというデータもあるからです。突然死の問題は、薬はどんな薬であっても、少なからず副作用というものがあります。効果とリスクは表裏一体であることを認識して使用するべきです。大きな効果を求めれば、殆んどの場合大きなリスクがあります。統合失調症の患者さんは一般の健康な人に比べて、心血管疾患のリスク因子の発生率が高くなっています。その原因は疾患そのものによるものと、抗精神薬の副作用のひとつに代謝異常による腎機能障害になり易い事が分っています。そして腎機能障害は心血管疾患と密接に関わっている事も知られていますのでその分もプラスされてリスクがなおさら高まるのです。各種報告によると肥満が約2倍、喫煙は4倍、糖尿病は2倍の発生率となっています。気持ちの安定を計るため、必然的に食べ物や煙草などに頼るようになるためです。その事でさらに統合失調症の患者さんの平均寿命を下げる要因になっています。
また、統合失調症の患者さんの自殺率も一般の10倍になっています。統合失調症の患者さんの平均寿命は、おおよそ61〜63と国民平均の20%減となっています。
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理解できれば不安が小さくなります。

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