統合失調症 慢性期 特徴

統合失調症、慢性期の特徴

 

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慢性期の特徴は有るはずのものが無い

統合失調症は、前兆期や急性期と言った症状から始まり、休息期や回復期を経て、(この段階で回復へ向かう人、症状が悪化する人が分れます)慢性期に至ります。
陽性症状とは、無いはずのものがある状態と言えます。
幻聴、幻覚など無いはずのものが、聞こえたり、見えたりします。

陰性症状とは、有るはずのものが無い状態と言えます。
意欲、集中力が無い、感情が無い状態です。

慢性期と言うのは陰性症状が主になりますが、陽性症状も出る事があります。
しかし、陽性期の頃とは違い、不安や恐怖と言った感情的な反応は伴いません。

 

慢性期は寄り添う気持ちが大事

統合失調症を抱える人との関わり方は、神経症やうつ病の心因性疾患の人とは異なり、統合失調症の症状の特徴からなかなか対話もままならず、ちゃんとしたコミュニケーションが取れないのも事実です。
しかし、統合失調症の方の話をよく聞き、受け入れる気持ちで接するという意味での支持的精神療法は、 幻覚・妄想に苦しむ急性期の患者にとっても、陰性症状が強い慢性期の患者にとっても絶対に必要な事で、諦めずに接し続ける事が大事です。
統合失調症の方もまた、私たちと同じように自分の苦しみを理解されることを望んでいるはずです。
実際に回復された方が、「すぐ近くで受け止めようとしてくれる人がいることが後になってどれだけ有り難いか分かった」と語っています。
それと、ある医師の体験談ですが、受け持ちの統合失調症の患者さんが、本人の妄想・幻覚のありさまをうまく説明できずに言い淀んでいるときに、的を射た問いかけをしたとたんに、しばしば表情が急に明るくなって、はじめて理解者を得たという様子で次々と体験を語るようになッたと言う話もあります。
統合失調症はストレス脆弱性と言って、ストレスに対して非常に弱い部分がありますが、会話や受け入れる態度を示す事により、統合失調症の方も安心が生まれ症状が安定する効果は確かにあるようです。
それは、薬物療法のみ行った場合は、再発率30%だったのに対し、薬物療法とコミュニケーションを促す精神療法を同時に行った場合の発症率は8%だったと言う事実を見れば明らかでしょう。
薬物療法と精神療法とは、統合失調症治療における最強タッグと言えます。特に陰性症状が主な慢性期は薬物治療の効果が減少しますので、精神療法はそれを補う効果もあるのです。
統合失調症を理解するためのお薦め書籍
知ることから理解が生まれます。
理解できれば不安が小さくなります。

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