統合失調症 離婚

統合失調症と離婚についての考察

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統合失調症とは、幻覚と妄想の症状が特徴的な脳のネットワーク異常による病気です。以前は精神分裂病と呼ばれていましたが、最近は統合失調症という名前で呼ばれる事が定着してきました。
自分の感覚、考え、行動が病気によって逸脱していることに自覚できないため、周囲の人と交流しながら家庭や社会で普通に生活することが困難になっていくものです。
こうした症状の特徴から、夫婦のどちらかが統合失調症を発症すると、それまでの夫婦関係や家族関係を続ける事が出来ずに離婚に至る場合が非常に多いようです。
また、夫の方に統合失調症の症状が出た場合、より大きな痛手は経済的負担がのしかかって来る事です。裁判所の方でも、配偶者が統合失調症となり働けなくなったから離婚したい、という理由では、この離婚原因により裁判離婚をすることは難しいようです。多くの場合「婚姻を継続しがたい重大な事由」と言う事で離婚に至ることになります。
実際に私も義弟の離婚に立ち会った事があります。その当時、義弟は妻と小学3年生の男の子がいて、単身赴任中に統合失調症を発症しました。会社の同僚に付き添われて帰って来た義弟はまるで別人のようでした。
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今思えば、統合失調症の陽性症状の真っただ中で、妄想、幻聴が一番ひどい時期だったと思います。直ちに入院措置をとって入院という事になりましたが、奥さんと子供さんの受けた衝撃は相当なものだったと思います。
一年間の入院治療を終え、義弟は帰宅しましたが、とても仕事が出来る状況ではなく自宅で療養していました。奥さんがパートで働きに出ていましたが、義弟の障害年金が有るとはいえ、その生活は経済的にはやはり厳しいようでした、切りつめた生活をしながらも、どうにか暮らしているようでしたが、帰宅から半年後に、義弟に統合失調症の再発があり再び入院する事になりました。その後、入退院を繰り返すようになり症状もその度にえ歩くなって行きました。疲れ果てた奥さんに、離婚を勧めたのは義弟の姉である私の妻でした。「このままでは、あなたの方まで病気になってしまうから、離婚を考えた方が良いよ」と妻は切り出しました。当時の義弟はすでに正常な判断力は失われていました。子供の事、経済的な事も考えて、奥さんは泣く泣く離婚を決意しました。私は一日でも早く統合失調症の特効薬が出来ないかと、思った事はこの日の事です。統合失調症を理解するためのお薦め書籍
知ることから理解が生まれます。
理解できれば不安が小さくなります。

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